2014年10月29日

ブログ再開しました。【雑談】

 前回、ブログを更新してから20日…今回は長い間、更新が滞ってしまいました。
もしかしたら、ブログを始めてからこんなに長く更新しなかったことはなかったような気がします。特に明確な理由があったわけではありませんが、私がブログを更新しても、しなくても別に何かに影響があるわけでもないし…少しばかり “無力感” というか、“虚しさ”というか…そんな感じを味わいダラダラと更新しない日が続いただけです。申し訳ありません。

 その間にずいぶんと秋も深まってきました。季節の変わり目、風邪気味です…。皆さんはいかがでしょうか?まずはご自愛下さい。

 ブログ更新をしなかったこの20日間、私の中ではいろいろあった20日間でした。“議員” として、“父親” として、“教育者” として…。(最後の “教育者” は、自称…ってやつです。)“父親”、“教育者”としての “いろいろ” は、とにかく忙しかったってことです。

 このブログでは、“議員”としてのいろいろあったことについて…。この間の委員会での視察についてです。何かうやむやにされそうなので、ここで整理させてください。前回のブログでも書きましたが、10月の8日、9日と総務文教常任委員会で、公共交通の視察で岡山県和気町、定住促進の視察で島根県飯南町に伺いました。この公共交通、定住促進については、宍粟市では、「まちづくり推進部」という部署が担当しています。今回は委員会としての視察ですので、議会事務局とまちづくり推進部の職員の方に同行していただきました。問題は、この同行職員の件です。
 私は、これから(人口減少時代?)のまちづくり、行政は今までのような縦割り感覚では対応できないことが多いと感じています。と言うことで、総務文教常任委員会が所管している部署、企画総務部、教育委員会の両部長にも視察に同行いただきたいとお願いしておりました。また、視察前の委員会でそう決まっていました。
 公共交通と定住促進は、「まちづくり推進部」の担当だから他の部署は関係ない?そんなことは絶対にありません。これは断言できます。例えば、特色ある教育が行なわれている、文化活動が盛んである、図書館が充実している、子育て支援策が充実している…定住(Iターン、Uターンのどちらも)を促進するには重要なポイントです。これは、教育委員会や健康福祉部の担当です。“定住促進” という点で、まちづくり推進部と教育委員会、健康福祉部が繋がります。他にも同じような例はたくさんあります。一つの部署で完結するコトの方が少ないと思います。かつては部署の名称や数まで“中央”に決められていたようですが、今は自治体の判断に委ねられています。この制度改正も、今までのような縦割り、中央集権では地域課題は解決しない、まちづくりは進まないと言うことを表しているのだと思います。
 しかし、行くはずだった企画総務部長、教育部長は同行しないことになりました。ある議員が、「今回の視察に関係ない職員が同行することは公費の無駄遣いである。その職員が行くのなら、私は視察に行かない。」と主張し、その通りに事が進んだということです。逆に私は「今回の視察に総務企画部長、教育部長が同行しないなら、私は視察に行かない。」と主張しましたが、こちらは通りませんでした。(と言いながら、もちろん私も視察に行きました。委員会で決定したことが、その委員会を欠席していた議員の根拠のない主張でひっくり返ることに納得感はなかったですが…委員長の判断に従いました。)
 この件については視察後にしっかりと議論するということでしたが、何もなかったことのように静かに時は流れています。私はこの件について、納得していません。もし「過ぎたことを蒸し返すな」とか「これは議員個人間の問題だ」と反応するようなら、その程度の議会であると言うことです。

 まだまだ皆さんに伝えておかなければならないことがありますので、ブログの更新、頑張ります。反応が薄い、というか反応が見えにくいので、少しばかり “無力感” というか、“虚しさ”というか…そんな感じを味わいながらも、自分で選んだ道ですから…。

2014年10月8日

委員会で視察に行きます。【報告】

 台風18号は太平洋側を通過し、宍粟市は被害もなく一安心です。
我がふるさと浜松に上陸したようで、浜松にいる両親のことを少しばかり心配しましたが大きな被害には遭わずに済んだようです。ただ全国的にみれば被害がゼロと言うことはありません。この雨で、御岳の行方不明者の捜索にも影響が出ているようですし…。いつものことですが災害による被害がでないことを祈ることしかできません…。

 今度は台風19号が近づいてきています。7日(火)の午後9時には、フィリピンの東にあって時速20kmのスピードで西へ進んでいるようです。中心気圧は915hPaまで低下し、中心付近の最大風速は55m/s(最大瞬間風速は75m/s)と「猛烈な強さ」の台風となっています。また心配の種が…。皆さん、とにかくご注意下さい。
 こんな時の行政の情報提供、対応もいろいろです。今ではフェイスブックなどのSNSで全国各地から情報が入ってきます。ドンドン情報提供しているところもあれば、各自ニュース等から情報収集して適切な行動をとってくださいねって感じの対応もあります。どちらが良い悪い…というつもりはありませんが、市民は行政の情報を信頼していることも事実…。9月議会に出された「手話言語法制定を求める意見書の提出を求める」請願の審査で知らされたのですが、聴覚障害のある方は嵐で家の外ではものが飛んでいるとか、川が増水してゴーゴーと音を立てているとか、耳で感じる情報が入ってきにくく、危険を察知して「情報を収集しなければ…」というところにたどり着くまでに時間がかかるようです。そのあたりにも配慮しなければなりません。それはやはり行政の役割だと思います。

 明日から宍粟市議会の総務文教常任委員会で、公共交通の視察で岡山県和気町、定住促進の視察で島根県飯南町に伺います。和気町は「和気あいあいタクシー」という、デマンド型乗合タクシーがあります。もちろん、この制度が定住促進にも繋がっているようです。飯南町には定住支援センター(島根県のふるさと島根定住財団と連携)があり、定住促進賃貸住宅、飯南くらし体験住宅、農林業定住制度などなど「住んでみようかな…」と思わせる魅力的な制度が整っているようです。どちらの町も宍粟市にとって参考になる(参考にすべき)町だと思います。公費を使った視察です…。視察の成果を宍粟市に還元できるようにしっかりと勉強してきます。

 視察にあたって、事前に各委員が質問事項を出し合い、視察先に報告していろいろとご準備いただく訳ですが、そこにチョット言いたいことがあります。
 議員の“視察”というのは、視察を受け入れる側にとってそれほどメリットがあるとは思えません。もちろん交流人口(≒観光客)にカウントできますし、いろいろな形(このブログもそうかもしれません。)で町の名前や政策がPRされることもメリットと言えばメリットですが、職員の皆さんが割いた時間や手間を考えると、やはり視察を受け入れていただけることに “感謝” しなければなりません。しかし、各委員が出した質問事項の中に、「そんなホームページを見れば分かるようなことは、わざわざ質問はしないでおきましょうよ…」という感じの質問が結構あるのです。それって先方に対して“失礼”に当たると私は思います。自分が完璧かと言われれば、自信を持ってそうとは言えない部分もありますが、私は質問事項を出す時、実際に現地を見て、現場の方の話を聞く必要があるかどうかを意識しました。“視察” に行くわけですから当然のことだと “私” は思います。受け入れる側のメリットについては先ほど書きましたが、視察に行く側のメリットとして、視察先で得る情報以外にも、他の自治体が宍粟市に対して良い印象を持ってもらえること…も含まれると思います。

 視察の成果を還元することと同時に、宍粟市に対してよい “印象” をもってもらうことにも努力してきます。チョットいやらしさも感じますが、媚びるっていう意味ではありません。一緒に地方自治を充実させましょう!という意気込みを感じてもらえればOKかと思います。謙虚に… も忘れないでおきます。

2014年10月4日

やっぱり変…【雑談】

 10月に入り秋もドンドン深まってきました。稲刈りも終わり一段落でしょうか?体育の日近辺で “町民運動会” のようなことが行なわれるのは、稲作が一段落し、雪が振る前までのホッと一息つける時期、地域のお疲れ様会的な要素が強いと思います。特に中山間地では…。

 定例議会が終わると議会広報特別委員会と言う名の議会だより編集部の部員である私たちは、原稿を書いたり、編集したり、レイアウトを考えたり…そんな日々が始まります。実は自分の会報づくりや報告会等をしたいのですが、この編集部はそれを許さないほどのボリュームがあります。(押し付けられている感は否めませんが…)これまでは編集部員以外の人の原稿を手直し(これでは書いた人の真意が伝わらないのではないかという視点での手直し)をしていましたが、気に食わないようなので前回くらいから誤字脱字の訂正程度に止めております。一般質問の原稿はそれで良しとしましょう。誰が書いた部分かがハッキリ分かるのでわかりづらかろうが何だろうが知ったことではありませんし、その人の知的財産でもあります。
 しかし、読む側にとって誰が書いたか分からない部分はすべて議会広報特別委員会または議会(委員会報告であったら委員会)の名前で議会だよりが発行されることになります。議会だよりは議会で決まったこと、起こっていること、議論されていることなどなどを分かりやすく、正確に伝えるためのツールです。これに費やされる予算(印刷代だけでなく、発行に関わる議員の報酬、事務局職員の人件費、配布のための送料、自治会の負担等々)の成果は、市民への情報公開が進んだか?市民の議会に対する関心が高まったか?で測られるものでしょう。二次的、三次的成果としては、社会増(転入者が転出者を上回ること)も期待できます。議会が市民に開かれている町は、暮らしやすい町です。(何度も書いていますが)議会は、市政に市民の意見を反映させるために存在するからです。(特定地域、特定団体への利益誘導とは全く異質のものですから誤解なきよう…。)

 ここでやっと本題 “やっぱり変…” に入ります。今回も【雑談】モードです。知的財産についての “やっぱり変…” です。今回紹介する事例、私の中では “犯罪” だと思います。実際に裁判でどうこうならないかもしれませんが、どう考えても “変” だと思います。
 あるデザインの公募がありました。県や市町村、団体、企業などのマーク “○○章”ってやつです。例えば、公募の結果、○○件の応募があり、その中からこのデザインが採用されました!おめでとう〜って感じのやつです。採用された人はそれはうれしいでしょうし、プロフェッショナルの世界なら実績となって、デザイナーとしてのキャリアアップにも繋がると思います。美術部所属の学生さんや子ども達のデザインが採用されれば、それは誇らしいでしょうし自信に繋がります。つまり、その人が創造した知的財産が広く認められると言うことです。そして知的財産はそれを創造した人のものであるということで保護されます。(知的財産権というやつです。)コンテストなどに応募された知的財産の著作権が、募集した側に移動することは良くある話です。そこで「応募された写真は、チラシやホームページ等で使わせてもらいます。」などと宣言できる訳です。

 例えば○○章(画像は宍粟市章です。)であれば、デザインとしてある程度完成した時点で作者の思いもそこに表現されているはずです。募集した側、著作権を委譲してもらう側はそれに忠実でなければなりません。例えば、「ここの角度は何度とする」とか、「ここの色はJIS規格の何番とする」とか、「この部分とこの部分の比率は何対何にする」とか、「使うフォントは○○とする」などなどそのデザインがブレていかないために規格を固定する作業が必要です。必要があればそれを登録して知的財産を保護するのです。
 しかし、今この知的財産権が侵されようとしています。選ばれたはずの知的創作物を勝手に利用、改ざんしたりするいわゆる “パクリ” や “盗作” レベルの話が身近で起ろうとしています。採用されたデザイン(仮にAとします。)とは、全く別物(仮にBとします。)がいつの間にか作り出され、これはAですと宣言して確定していく。馬鹿げた話です。しかも、その決定プロセスに関わった人間のほとんどが「これはAではなくてBだよね…」と疑問を感じていたというからなおさらおかしな話です。つまりAとBは似て非なるものということです。皆さん、これまで “パクリ” や “盗作” を蔑んできませんでしたか?人の実績を横取りするような人を蔑んできませんでしたか?“パクリ” や “盗作”は、犯罪です。
 もちろん引用したり、参考にしたり、言葉を借りてきたり、他人の作風に影響を受けたりすることは当然ありますが、どちらもAはAであり、BはBであることに変わりはありません。

 民主的に物事が決まらないって “やっぱり変…” ですよね。犯罪行為が民主的に行なわれていく、見過ごされていく、正当化されていくって “やっぱり変…” ですよね。そんな “まち” が、暮らしやすい “まち” だなんて誰が思いますか?
そろそろ気づいてほしいと思うことは “変” なことでしょか?