2017年9月30日

最終回

これが最後の更新
 
 2011年(平成23年)4月、宍粟市に移住(Iターン)をしてから、6年半…。いろいろありました。そして、2013年(平成25年)1月、市議会議員選に出ると決心し、「宍粟・草の根運動の会」を立ち上げた時からこれまで、このブログを通じて、その “いろいろ” を綴ってきました。

 この6年半を振り返ると…市の空き家バンクの物件を借りた際、なぜかそこの不要物の撤去やリフォームの費用を借りる側の私が一部負担させられたり、波賀学校給食センターの統廃合問題の検証委員会では、別の協議の場を設け、そこで結論が出るまでは出さないと約束していたはずの給食センター廃止条例がこっそり上程されていたり(いきなり議会に上程されたにもかかわらず、あっさり可決しました…)、私が理事をしているNPO法人から、補助金を申請した際には、地元自治会や地元の団体の許可や協力(根回し?)のない事業は、申請を受け付けられないとどこにも明文化されていない理由で申請を受け付けてもらえなかったり(何度も書き換えさせられ、一旦受理されたにもかかわらず「受け付けられないので返却したい」と言ってきました…)、一体どのような役職の方なのかわかりませんが、地元のしきたり?の事でいきなり怒鳴られたりと、納得できないけれど、移住者なんてそういうものだと割り切らなければ、身が持ちませんでした。

 まだまだ理解できないことはあります。今は都会にお住いの方に「私の大切な故郷を引っ掻き回すな」とネットで恫喝されたり(恫喝しておいて、こちらが反応したらブロックをかけるという気の弱い方でしたが…)、強制的に集められた会では(なかなか会に出られなかった点は認めますが)最終的にその会には所属していなかったことにされたり、市民が企画してやっていたと思っていた行事が、いつの間にかある行政マンの手柄となっていたり、元行政関係者が「私の力で多額の補助金を引っ張ってきた」と自慢し、なぜかそこに感謝することを強要させられたり、逆に身近で行われてる市の事業(農地付きの空き家を改修し、就農希望者に安い家賃で貸し出し、さらに就農のための補助金を支給する事業)を引っ張ってきたと自慢していたのに、全く機能していない(税金の無駄遣い)にはだんまり…。清掃活動(天役?)をしている目の前で、タバコをポイ捨てされたり、知らない間に新しい組織ができ、なぜかそこからいろいろ指示されたり、何なんだこの街は…と思うことが多すぎました。そして女性や子どもの地位が低いこと、今では誰も知らないような時代からの序列が連綿と続いていることも違和感がありました。
 そして、この街で求められているのは、権力に従順な駒であったり、物言わぬ納税者であったり、地元の行事や行政を無償で支えるボランティアであったり、地元のしきたりや慣習に疑問を抱かないような感受性の持ち主であったりとその嗜好性が見えてきました。

 まぁ、これでは人口が減って当たり前、特に若い世代が転出しても仕方がない、地元への愛着(シビックプライド)が薄れていったとしてもそこに気付くことすらできないだろう…でも、本当にそれで良いのですか?一部の権力(概ね公金で力を蓄えた人々や組織)に支配され、奴隷のような扱いを受けていても黙っているのですか?今起こっていることをなぜ知ろうとしないのですか?気づいているのに見て見ぬ振りですか?なぜ声を上げないのですか?などなど…そんな気持ちで、見えない強大な敵に戦いを挑みましたが、その結果を見れば市民の多くが「今のままで構わない」、そもそも「そのような指摘は当たらない」、「全く問題ない」という認識だったということです。ということで決着はついたわけですが、私はいまだに「今のままで良いはずがない」と思っています…。

“これまでこのブログをご覧いただいた方々へ”
 長い間、本当にありがとうございました。あと数ヶ月間、このブログを閲覧可能な状態にしておこうと思いますが、近いうちに閉鎖させていただきます。そして、違う形、違う場で、最近はあまり聞かなくなりましたが、地方創生という流れの中で、実際に “地方で起こっていたこと” を記録に残しておくなり、発表するなりして行こうと思っています。ある方から「そんなことしたらそこには住めなくなるかもしれないけれど、大切なことだと思うよ」とアドバイスいただきました。同感です…。

開設期間:2013年1月17日〜2017年9月30日
記事の数:345件
総閲覧数:71,116件(9月30日現在)

※追伸 公職選挙法違反(事前運動、戸別訪問など)や地方公務員法違反(政治的行為の制限)をしている人たちがたくさんいます。公務員が政治団体の役員に名を連ねていたり、公務員の立場で立候補表明をし選挙運動をしている人がいたり、選挙の論功行賞でしょうか?特定の政治家の選挙に関わっていた人が選挙後に行政の要職についたり、行政と関係の深い企業や団体に再就職したりと、好き放題されています。寄付行為や利害関係者との会食、公職者またはその親族が市の仕事を請け負う、選挙での応援と引き換えに特定地域、団体に補助金を交付するなんてことは、日常茶飯事です。これらのことも「今のままで構わない」、「そのような指摘は当たらない」、「全く問題ない」という認識のようですが、本当にそれで良いのでしょうか?

追記(2017年10月22日)
 今日は、衆議院議員選挙の投票日です。未だに投票は義務と思っている方(議員や公務員ですら…)がいらっしゃるようですが、“権利” です。確実にこの “権利” を行使してください。投票に行かない人が増えていくということは、自分たちの国、自分たちの街を自らダメにして行っていると認識してください。
特にこの街は酷いことになっていますよ。まともに議案審査できない議員が議会に送られてしまったようです。税金がどんどん一部の権力者に集中して行っています。また、介護保険料、上下水道料金上がりますよきっと…。庶民、弱い立場の人に負担を押し付け、子ども達にツケを回して、大きな顔をしている人たちがこの街を支配しているようです。そこから解き放たれましょう!そのためにもまずは投票です。