2014年12月31日

2014年をふりかえる【雑談】

 今年を振り返る、今年最後のブログです。この時期は、年賀状に相当な時間を費やしますが、公選法で議員が選挙区内へ年賀状を出すことは禁止(返礼、自筆は可能)されているので、私の場合は市外に住む友人、知人、恩師、親戚…それほど枚数は多くありません。年末にお一人お一人を思い出し年賀状を書く(宛名とチョットしたコメントだけ)のは必要なプロセスです。そして、まちに新年のカレンダーやスケジュール帳が並んでるのを見ると(それが割引されていたらなおさら)一気に新年を迎える感じが湧いてきます。年の変わり目に合わせてスケジュール帳を更新する方が多いと思いますが、私もスケジュール帳をペラペラとめくりながらこの1年を(自治体議員の端くれ)として振り返ってみたいと思います。

議会改革推進特別委員会の解散
 宍粟市議会の場合、議員全員がこの特別委員会に所属し、政策分科会と交流分科会に分かれていました。今期の政策分科会では、予算決算常任委員会、議員間の自由討議、執行部の反問権が議題となっていました。予算決算常任委員会の設置、議員間自由討議の要綱作成、反問権の範囲の明確化というそれぞれの議題については一応の “結果” が出ました。(私自身は不満足なのですが、皆さんがそうおっしゃるのでそれはそれとして認めておきましょう。)ただ地方議会としてのスタートラインに少しだけ近づいただけのお話…改革が進んだというよりマイナスが少しばかり減った程度のお話…議会としてのスタートラインは遥か彼方にある状況には何ら変わりはありません。
 そこで…次なるステップは議会の “政策提言” 機能の強化(強化というと今あるものをより強くすると言う事になると思いますが、基本的に無の状態を脱する程度のことです。)だと考えました。政策分科会長を押し付けられていたので次なる議題として考えたと言う感じです。第二次総合計画のスタートを平成28年度に控えているので「議会としての第2次総合計画を策定しよう!」と提案しました。どんな結果になろうとも “政策提言” に至るまでのプロセスは経験できるわけで、それによりまたスタートラインに近づけるかなと思ったのです。しかし、この提案を機に一気に政策分科会を解散せよという声が高くなり、結果として議会改革推進特別委員会の “解散” が多数決で決まりました。(今となっては、私が政策分科会長を辞任していればそこまでにはならなかったのかもと思いますが、その時点では圧力に屈して一旦引き受けた役割を放棄するなんていう選択肢はありませんでした。)確かに総合計画を作るってことは相当な調査、研究、協議が必要であるという①しんどさの問題、議会としての総合計画が出来れば執行部の案を否決するとか、修正するとかいう状況が出てくる可能性があるという②市長との関係の問題(自称市長与党の先生方が気にされる事みたいです。)議会としての総合計画を議決するなり、それをもとに執行部案を修正することで③責任が重くなると言う問題(どんな議案でもそれが執行部案であろうが議会案であろうが、可決しようが、修正しようが、否決しようが議決機関としての責任の重さに変わりないのです。ちょっと勘違いをしています。)などなど皆さんは尻込みしてしまったようです。議案になった時点でたいした調査も審査もせず、大声で “賛成” と叫んでいるだけの方が楽ですからね…。(今、特別委員会を設置するように働きかけています。)

集団的自衛権の行使容認
集団的自衛権行使を容認する閣議決定がなされたこと、その閣議決定に伴う法整備を中止するように求める意見書が宍粟市議会で不採択になったこと、それが明確な争点にならず衆院選が行なわれたこと…。この件についてはモヤモヤとした気持ちで新年を迎える事になりそうです。でもあきらめていません。これからもいろいろな場面でこの件に取組んでいきます。

このブログ…更新頻度が落ちたかな。
政治活動…広報や市政報告会はもう少し出来たかも。
読書…これも読みたい本がたくさんあったけれどなかなか読み切れていないなぁ。
研修…行きたい研修、学びたい事がたくさん出てきたけれどひとつひとつクリアして行くしかないかな。
大学院…結局、2年間の休学になってしまった。来年度には論文出して卒業しよう。
父親として…もうちょっと子ども達(自分の子どもだけではなく地域の子ども達も)と関わる必要があるかな。
マラソン…いくつか大会には出られたけれど普段のトレーニングにもう少し時間を使いたいな。

 どれも満足してしまったらそこで終わり、常に欲求不満くらいがちょうど良いのかもしれません。皆さんはどのような1年でしたか?良いお年をお迎え下さい。皆さんにとって素敵な1年になるように一緒に頑張りましょう!来年も引き続きよろしくお願いします。

2014年12月27日

会派で広聴会を開催します!【速報】

この場を借りて…
私は議員になって1年目は会派に所属せず、無会派で活動しておりましたが、平成26年になって、同じく無会派で活動していた1期目の議員3名の皆さんと会派を結成しました。
名前は…政策研究グループ「グローカルしそう」です。支持政党や政治理念はバラバラですが、政策研究を軸に協力しようという集まりです。
今回、会派で広く皆さんの意見を聴く機会を持つため、下記の通り会派で市民懇談会を開催することとなりました。多くの方に来ていただき、いろいろな話をしたいと思います。
よろしくお願いします!


2014年12月26日

冬がやってきました【雑談】

 宍粟市では12月18日に大雪警報が出ました。ちょっとブログ更新に間があいてしましました。「この冬は暖冬」と言う割には、例年より随分早く雪が降りました。例年と言っても、4シーズン目ですが…。我が家の周辺では、一晩で20cmくらい積もったでしょうか?南北に長い宍粟市、南では0〜5cm、北では30〜40cm…警報が出て学校が休校になりました。傍聴を予定していた “第二次宍粟市総合計画審議会” も中止となりました…。
 市内にある2つのスキー場、ちくさ高原スキー場が13日に、ばんしゅう戸倉スノーパークが20日にオープンしました。今シーズンは、両スキー場共通シーズン券を購入しましたので、昨シーズン以上にスキーに出かけようと思います。何か聞くところによると、宍粟市は “観光立市” とか、“スポーツ立市” とか言っているようなのでスキーは一石二鳥ですね。雀の涙ほどの貢献度ですが、老体に鞭打って頑張りますよ。
 
 少しブログの更新が滞っていたこの間、千種認定こども園の入札があり、その結果が出たので、その事について思いの丈をブログにぶつけようと思っていたのですが、いざアップしようとしたところ…相当な時間をかけて書いた記事がどこかに行ってしまいまい一気にトーンダウン…。12月議会での会派代表質問、市長への27年度予算に対する提案書作成などが控えておりましたので少しブログを休ませていただきました。この間、嫌というほど議会(というより先輩議員と言った方が正確です。)の無責任さを突きつけられました。「頼むから次の選挙には出てこないでくださいね。」と心のなかで祈っております。結局は議員の仕事が面倒なのでしょうか?体力的にしんどいのでしょうか?だったらなぜ選挙なんかに出て、議員なんかやっているのでしょう。

 前回のブログ更新から臨時議会、12月議会、いろいろな委員会がありました。研修にも行ってきました。(政務活動費が残り少ないため私費で行ってきました。)『子ども子育て支援計画』に関わる民生生活常任委員会と総務文教常任委員会の連合審査では、こんな(ずさんな、楽観的な)計画にしたがって事業が出来るのか?不思議でなりませんでした。また、計画についていろいろと質問すると「市民を交えた委員会で審議され、当局が出してきたものについて批判をするなんて…」的な表情で審査の間、ただ座っているだけの議員が多いことにもあきれました。(今までもそうでしたがこの頃は顕著です。)どこかの市議会で市長与党を自認するえらい議員先生が、市の提案については是是非是、○か△で決して反対はしないのが議員の役割だと明言されたようです。それは決して稀なケースではなく、そこらじゅうの市町でそのような姿勢で真剣に審議も調査もしない議員がわんさかいるようです。何度でも言います。だから議員定数、議員報酬、政務活動費を削減しろって言われてしまうのですよ。(その議論にのっかるのは決まって、ベテランと呼ばれる議員、議員年金を含めて議員報酬以外の収入がふんだんにある方々です。自分たちの仕事が認められていないこと自覚しているならまだ救いがありますが…)

 宍粟市では平成17年の合併時、26だった議員定数は、21年選挙で20、25年選挙で18となっています。きっと何の根拠もなく、次の選挙は16にしよう!と言ってくる人たちがいると思います。まぁ次の世代が議員になれないように、何の努力も仕事もしない人たちの議員報酬をあげるために、分母を小さくして自分たちの会派の勢力(議長になるため?)を拡大するために…これが根拠と言えば根拠かと思います。そんな議員の報酬や政務活動費が税金で賄われているのは納得いきませんよね…。

年が明けるまでにはこの1年の総括を含めてまたブログを更新できるように頑張ります。 

2014年12月1日

住民をバカにしているの?【雑談】

 前置きは省略し、本題です。今回は【雑談】モードではありますが、重要な問題です。
宍粟市では、平成27年度の保育所・認定こども園の園児募集が始まっています。年度始めから保育所や認定こども園を利用する方の募集期間は『平成26年11月25日〜12月12日まで』もう〆切まで10日ほどです。しかし、募集が始まっているにも関わらず保育料は決まっていません。どうやって保育所にするか、認定こども園にするか、幼稚園にするか決めろと言うのでしょうか?(こんな状況でも申し込みをせざるを得ない方々が多いことも理解しています。その方々の判断を批判するつもりはありませんし、批判できる立場にありません。)

 教育委員会は、今年度より安くする予定だから保育料があとから決まっても問題ない(文句ないでしょ)という認識らしいのですが、世の中にそんな契約ってありますか?何を根拠に今年度より安くすると言えるのか?認定こども園は当初の計画とは違い、半年くらいは “分園方式” でスタートするんですよね?そこに予定外の財政負担が生じるのは明白です。(保育料に跳ね返らなければ良いのですが…)今年度より安ければ問題ないと言えるのか?理解に苦しみます。こういう姿勢が随所に見られるから「住民をバカにしているの?」と言わざるを得ません。行政や議会が気にする “他市町” はどうでしょうか?保育料が未定のところもありますが、なぜ現在未定なのかの理由くらいは掲載されています。しっかりと料金表を掲載している市町もたくさんあります。お隣さんもどっこいどっこい…それが安心材料になっているとしたらそれはそれで大きな問題ですが…。

 とにかく行政の怠慢による負担を住民に負わせるのはやめましょうよ。そして意見を言ったら、理解しない住民が悪いって姿勢も改めて下さいね。本当は議会が住民の声を代弁しなければならないのですが、多くの議員が執行部が言っているのだから仕方がない…今後は気をつけますって言っているから信じてあげよう…市長が言っているのだから文句を言うな…間接的に議会が住民をバカにしていることになりますよ。

 議会が多角的にものを見る(多くの場合、批判的視点が必要になる)、考える、議論する過程を消去すれば→それは結果として判断をしなくなることにつながり→独裁を許すことになり、いつの間にか議会は骨抜きにされます。すでに骨抜きにされていたらそんなことにも気づかないかなぁ…議論しない、判断しない、責任をとらない方が楽で居心地が良いと考えている人たちの集まりだとしたらそれはそれで仕方のないことかもしれません。

ある権利について(2)【議論】

 宍粟市では先週の金曜日辺りから、少しばかり雨が降りました。乾燥した大地が少しばかり潤いましたが、やはり乾燥していますね。暖房で火を使うことが多くなってきます。火の元にはくれぐれもご注意下さい。

 前回のブログで問題提議した、新小学校の校章問題…(というほど世間では大袈裟な問題ではないようです。その感覚自体に少し違和感を覚えています。)ブログやフェイスブックでいろいろなご意見を頂きました。ありがとうございます。私は「何かおかしいなぁ」と感じることや「納得できん!」と言うことに対して、なかなか声をあげられない(声が上がらない)のは “しがらみ” という目に見えない圧力があるからだ…と思っていました。もちろんそう言った側面がないわけではないのですが、そもそも「何かおかしいなぁ」とか「納得できん!」と感じる感性がいつの間にかもぎ取られてしまっているのでは?と思うようになりました。その前段階として「何を言っても無駄…」という感覚が植え付けられてしまっているのだと思います。住民が何か意見を言う→行政や議会がそれを聞き入れない、住民に歩み寄らない、納得のいく説明をしない…この過程を繰り返せば、何を言っても無駄→多角的にものを見る、考える、議論する過程を住民自らが日常から消去する→それは結果として判断をしなくなることにつながる→判断をしないことは結果的に服従することになり、いつの間にか支配されていく…。大袈裟でしょうか?
 一見、行政が住民の声を聞き入れてくれた、歩み寄ってくれたと思われるような事象(最近ありましたが…)も住民の声に反応し、判断したわけではなく、一部の特権階級間(そもそもそんなものがあること自体不可解ですが…)で利害が一致しただけの話です。住民が行政に支配され、結果として服従させられていることに変わりはありません。そんな考えから私はこの校章問題がちっさなこととして扱われる状況は見逃せないのです。根底にあるのは「言っても無駄だろう…」という感覚です。

補正
こんなことを考えながら、公募により採用された校章デザインをパソコンで補正してみました。著作権(原案を作った作者にある権利)を侵害する気は毛頭ありませんし、これを使って利益を得るようなこともありません。原案を作った作者をリスペクトしたうえで、補正ってこんな感じではないのかなぁ…というものを掲載させていただきます。(作者のお名前を掲載するのが筋ですが、迷惑がかかってしまうといけませんので省略させていただきます。「学校規模適正化協議会だよりNo.5」よりスキャンした原案を補正しました。)