2017年1月18日

22年目の1.17を過ごして【議論】

 宍粟市は、14日未明から16日までたくさんの雪が降りました。私がこちらに来てから、今回が6回目の冬なのですが、こんなに雪が降り積もったのは初めてです。地元の方も驚くほどですから、どれくらいぶりなのでしょうか?私自身は、静岡県生まれではありますが、松本市、長野市、小谷村、糸魚川市、御殿場市と雪に縁のある町に合わせて10年以上住んでいましたので、多少は雪に慣れています。特に小谷村、糸魚川市(この二つ、長野県と新潟県の境を挟んで隣り合っています…)に住んでいた時は、雪が降る前の雪囲いに始まり、雪かき、屋根雪下ろしと “雪国” の生活を思い切り経験しました。スリップして車をボコボコにしたり、屋根雪下ろしの最中に雪と一緒に屋根から落っこちたりという危険な経験も沢山しました。ちょうどその頃、冬山にも登っていましたので、そこでは雪崩に巻き込まれたりもしました。今回の大雪、実はその勢いと積雪量に “恐怖” を感じました。大雪警報が解除され、油断していたから余計にそう感じたのかもしれません。そして、実際のところ、“公助” というのはそれほど期待できないものなのかも…ということも感じました。

“1.17” という日…
 1995年(平成7年)1月17日、“阪神淡路大震災” …。あれから今年で22年です。私は、当時そのニュースを雪深い長野県の小谷村で聞きました。その頃、関西には何人か知り合いがいる程度、その方たちと常に連絡を取り合っているといった関係でもなく、当時は携帯電話はなく、メールがやっと一般的になってきたかなという時代…。小谷村は糸魚川静岡構造線上(フォッサマグナの西端?)に位置することもあり、大きな地震が起こるかもしれないといわれていましたので用心はしていましたが、実際には遠い世界で起こったことに感じてしまいました。その年の夏には、地震ではなく、大規模な水害(7.11水害)が発生し、自然災害を身近に感じることになるのですが…。関西が大変な時でしたが、「自分自身も大変だったなぁ」と(不謹慎かもしれませんが)当時を思い出します。阪神淡路大震災と7.11水害が自分の中でつながっているようです。

そして “3.11” という日…
 2011年(平成23年)3月11日、“東日本大震災” …。あれから今年で6年です。私は、当時そのニュースを春の御殿場市で聞きました。御殿場でも震度5くらいはあったと記憶しています。「これ以上被害が広がりませんように…」「原発事故が大事になりませんように…」とただひたすら祈っていたことを思い出します。そして、その4日後には “静岡県東部地震” がありました。夜、子どもたちと寝ている時に大きな揺れ(震度5弱)があり、「自分、家族の身に地震?」「きっと大丈夫…」と、意外にも落ち着いていたことを記憶しています。東日本大震災が起こってすぐだったので、心の準備ができていたのかもしれません。その後、1ヶ月あまりで、宍粟市に引っ越しました。

 いずれの地震でも自分自身、家族、友人・知人などが怪我をするようなことはありませんでした。しかし、多くの方が被災され、たくさんの方が亡くなり、怪我をされ、財産を失ってしまいました。友人の中には原発事故の関係で、福島を離れた人もいます。改めてお悔やみとお見舞いを申し上げます。地震だけではなく、様々な自然災害からの教訓を生かし、それを成長させていくことが、今の私にできる最大の祈りです。
 今回の大雪、1.17を経て、防災について改めて考えさせられました。宍粟市の場合、旧4町(本庁+3市民局)に、防災担当者(できれば防災士などの有資格者)を配置し、その人が、管内の防災活動や実際に災害があった場合の対応をコーディネートする体制が良いのではないでしょうか?今回のような大雪の場合、市内に住んでいる職員をあらかじめ指定しておき、その職員から情報収集を行い、優先順位をつけて除雪を行う必要があるように感じました。例えば、まずは幹線道路、次いで医療機関、福祉施設・学校園所(通学路)という順番で進めていくという方針を出す…。そして、情報を発信をすること。市内の現状、どのような順番で “公助” の力が伝播していくのか等。また、「それまでは “自助” と “共助” の力で “公助” を待っていて欲しい」などのメッセージを積極的に伝える必要があると思います。情報発信によってボランティアの力、“共助” の力が広がっていく可能性もあります。大雨の時もそうなのですが、“公助” の要である行政は、意外とのん気な感じがします。ある地域では恐怖を覚えるような大雨が降っていても、市のホームページは、「現在、緊急情報はございません。」のままになっていたり…。行政として、「情報はしっかりキャッチしていますよ」とか「実際に動いていますよ」いうことだけでも伝えてくれたら、住民も安心できるのになぁ…と思うことがあります。防災にとって、SNSの活用なども含めて「情報の取り扱い」というのは、結構重要な要素だと私は思います。  
 昨日、今日と「この道に除雪車入ってくれないのかなぁ〜」などと思ったり、ご高齢の方が一生懸命雪かきをしている姿を眺めたりしながら、自分の家の近所を除雪しました。「きっともっと大変な地域や施設があるんだろうなぁ、頑張らなきゃ!」と自分に言い聞かせはしますけど、それと同時に「せめて市内の現状くらいは知らせても良いんじゃない?」とも思いました。

2017年1月17日

若者の政治参加をめざして!【お願い】

寄付のお願い
 「宍粟・草の根運動の会」は、会員様からの会費、また皆さんからの寄付、そして代表の私費をやりくりしながら政治活動をさせていただいています。日頃のご支援に対して厚く感謝申し上げます。
 
 設立からこれまでの4年間、宍粟市の財政の問題、過疎の問題、少子高齢化の問題などについて市民の声なき声を聞き、市民生活を肌で感じることをモットーに活動してきました。次の4年間でいったい何をしなければならないのか?それはやっぱり “住民自治の実現” です。市民が自分たちで考え、自分たちで決め、自分たちで実行していくための “場” づくりです。特に、子ども、若者、子育て世代が自分たちのこと、自分たちの町の未来を語る場が少ないと感じます。未来を諦めてしまっているのか?それとも「何とかなる」と考えているのか?そうではないはずです。
 
 宍粟市では、若者の関心が政治に向いていません。志のある若者が、いろいろなしがらみに抑え付けられ、まちづくりの表舞台や選挙に出てこられない。自分たちのことなのに、どんどんと他人事になってしまっているように思います。ここがとっても、とっても問題だと思うのです…。宍粟市では、“若者” の転出が人口減の多くを占めています。今すぐにでも若者に政治に関心をもってもらい、自分たちの町の “まちづくり” にどんどん参加してもらいたいのです。まずは政治が、その仕組みを作る必要があります。政治家として、そこに “チャレンジ” させていただきたいのです。今すぐ(平成29年)です。次(平成33年)では、遅いのです…。
 しかし、ハッキリ言いますと「現状では、次の選挙に候補者を出せるだけの資金がありません。」そこで、改めて全国に向け「宍粟・草の根運動の会」へ活動資金の “寄付” をお願いしようと思います。
 
 私たちは、政治家に必要だと言われる地盤(組織)、看板(知名度)、カバン(お金)が揃った候補者でなくても、町のことを真剣に考えて行動できる人が、“政治” の世界には必要だと思っています。だからこそ「宍粟・草の根運動の会」では、次世代の立候補者のハードルが下がるような選挙スタイルを模索していかなければならないと思っています。それはきっと細い、細い道でしょう。しかし、それも私たちに課せられた使命だと思います。「あんたら、もう少し政治に関わっていても良いよ…」と思われる方々からの支援をお待ちしています。(具体的な候補者名は、“公職選挙法” に抵触する恐れがありますので、明らかにできません。これはあくまで政治団体「宍粟・草の根運動の会」からのお願いです。)

 選挙では、まず “供託金” というものが必要になります。ここが一つ目の “お金” のハードルです。宍粟市など政令指定都市ではない市の場合…市長100万円(得票数が、有効投票総数の10分の1以下の場合は没収)、市議会議員30万円(得票数が、有効投票総数÷議員定数の10分の1以下の場合は没収)です。二つ目のハードルは、選挙用ポスター(写真撮影代、ポスター作成費用)や選挙カー(レンタル代、運転手代、燃料代)などの選挙費用です。選挙費用の一部は公費負担をしていただけますが、ネットを利用したりして、相当の節約をしても、いくらかお金がかかかります…。

そこで  “ 目標金額 100万円 ”  で寄付を募らせていただきます。(一口1,000円で何口でも構いません。)これには、供託金も含んでいます。① 目標金額に到達しなかった場合、候補者を出せませんので “返金” します。② 目標金額に達して、候補者を立てられた場合は、“政治資金規正法” などの関係で、個人献金、寄付という形で使わせていただくことになります。(ただし、その候補者の当落に関係なく “返金” を基本とさせていただきたいので、選挙後、寄付していただいた方に意思確認をさせていただきます。)いくつか留意事項を記しておきます。
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・外国籍の方からの献金、および、匿名での献金は禁止されています。
・同一の政治団体に対する個人献金の年限度額は150万円です。
・年間 50,000 円を超えた額を寄付されますと、住所・氏名・金額・職業・寄付をした日付が収支報告に掲載され、開示されます。
・企業献金が可能なのは主に政党、寄付控除の対象となるのは都道府県、政令指定都市の首長及び議員までとなっています。今回の寄付は「個人献金」のみで、控除の対象にはなりません。
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● 郵便局からは…
郵便振替
口座記号番号 00950−5−235627
口座名称   宍粟・草の根運動の会(シソウ クサノネウンドウノカイ)

※ 郵便局にある「払込取扱票」に必要事項をご記入の上、振込みをお願いします。
(画像の「見本」を参考にしてください。)
※ 印字された「払込取扱票」が必要な方はご連絡いただければ、お送りします。

● 銀行などからは…
金融機関   ゆうちょ銀行
店  名   099(ゼロキュウキュウ)店
預金種類   当座
口座番号   0235627
口座名称   宍粟・草の根運動の会(シソウ クサノネウンドウノカイ)

※ いずれの場合も、「振込手数料」は自己負担となります。ご了承ください。
__________
ご寄付頂ける場合は、
① お名前(必ず本名で)
② ご住所
③ 電話番号
④ メールアドレス
⑤ お勤め先・ご職業
⑥ 寄付金額(1,000円/口〜)
をメールで shiso71+kifu@gmail.com までお知らせいただきたいと思います。寄付に関するお問い合わせ、「振込用紙を送ってほしい」というご希望もこちらで承ります。


2017年1月9日

いよいよ選挙モード?【雑談】

 宍粟市は、雪のない状態で、新年、2017年、平成29年を迎えました。皆さんは、どのようなお正月を過ごされたでしょうか?私の身近な方の中には、病院でお正月を迎えた方もいらっしゃいます。そちらの方がご本人も、ご家族も安心とも言えますが、少し寂しい気がしました…。今年は思いっきりスキーを…と思っていましたが、私のホームゲレンデ(ばんしゅう戸倉スノーパーク)は、オープンしていません。
 
早かった…
 2017年(平成29年)は、いったいどんな年になるのでしょうか?2005年(平成17年)に山崎町、一宮町、波賀町、千種町が合併し、“宍粟市” になりました。合併から、もうすぐ12年…。あと3年で、合併の優遇措置が終わります。私がよく使う “2020年問題” という言葉。その解決に残された時間でもあります。
 私は平成17年当時、徳島市民でした。2000年(平成12年)に29歳で結婚し、2003年(平成15年)に長男、2004年(平成16年)に長女が生まれ、2007年(平成19年)には、徳島から御殿場へ転勤、半年後には次女が生まれ、2011年(平成23年)にここ “宍粟市” に移住(転勤)してきました。
 移住してきて2年後の2013年(平成25年)の選挙にチャレンジし、市議会議員になりました。私の議員としての任期も、残り4ヶ月を切りました。1期目の4年間は、何もわからないなりに(わからないからこそ…)前例(悪習?)に囚われずに、議会改革(議会改革度ランキングは、2013年の233位から、2015年では88位に!)、修正案の提出(そのうち、幼稚園の設置条例は “可決” )、1期目で常任委員会の委員長就任などなど、思い切り活動させていただきました。これが単なる独りよがりで終わるのか? 市民生活にちょっとでも良い影響を与えているのか? 少しでも市民の暮らし向きは良くなったのか? 声なき声をすくい上げられたのか?は、4月に一旦、評価されることになります。(次も挑戦すればの話ですが…)
 この4年間で、投票所が54ケ所から31ケ所に削減され、選挙権が18歳以上となり、宍粟市議会の議員定数は18から16に削減されました。そして4月23日告示、30日投開票の日程で4回目の宍粟市長・市議会議員のW選挙が行われます。

新年の抱負
 もう1月も10日が過ぎ、今更って感じがしますが、「今年1年は、こんな年にします!」ということを、ここにきっちり記録しておきます。

① “街頭演説” は、選挙まで続けます。5月から始めましたが、現在、6ラウンド目に入っています。市内に12カ所、街宣ポイントを決めていますので、まずはそこを中心に…。今まで行けていない地域にも出かけられるようにします。

② 年度末、3月議会では、平成29年度予算の審議があります。昨年9月の平成27年度決算同様、今回も委員会に入っていますので、きっちり是々非々、市民目線で議論させていただきます。3月の予算審査は、4月23日告示の次の選挙に出る現職にとっては委員会に入るか、入らないかで相当な差が出てきます。ソワソワしそうですが、それはそれ、これはこれ…。

③ 2回目の選挙に(もし出るのならば…)、 これまでの慣例にとらわれないで自分のスタイルで選挙運動をさせていただきます。前回よりもかなり厳しいと思いますので、票につながる、繋がらないなんてちっちゃなことは気にせず、とにかく自分の言葉で “自分の考え” を地道に訴えていきます。それが市民に伝わり、共鳴していただければ自ずと結果が付いてくるという気持ちで…。

④ ゴーデンウィーク以降の人生は未定ですが、私は40歳を過ぎたら、とにかく次世代の育成、社会貢献メインの人生を送ろうと思っていますので、どんな立場であろうともとにかく、次世代の育成に邁進します。自分の子どもだけでなく、子ども、若者、障害のある方や病気を抱えていらっしゃる方などの声に耳を傾け、自分の置かれた立場でやれることをしようと思います。

⑤ 趣味&体力づくりで続けているランニング。大会への出場は、ゆっくり、ゆったり続けていこうと思います。2月の「姫路城マラソン」にエントリーしていますので、まずは5度目のフルマラソン完走をめざして頑張ります。そして昨年、叶わなかった “自転車のロングライドイベント” にもチャレンジしようと思います。9月のチャリティーイベント “ツールド東北” が目標です。

⑥ 昨年は、熊本地震のボランティアに参加させていただき、息子共々貴重な経験をさせていただきました。とっても自己中心的な言い方になってしまいますが、ボランティアを必要としている地域、団体があれば、力になりたいと思います。今年はオーストラリアからの留学生がやってきます。一昨年同様、ホームステイを受け入れられたら良いなぁ〜。児童養護施設の子のホームステイも楽しみです。

⑦ きっと今年は、自分の人生にとって大きな節目になると思います。自分の娘は中学生になり、息子は受験生。子ども達を育てることは、命を育むこと…、未来を創造すること…これから少子高齢化が加速していきます。社会全体で子どもを育て、高齢者を支えましょう。私も是非そこにコミットしたいです。

以上、ザックリですが新年の抱負です。今年は、きっときっと不確実で厳しい社会になっていくでしょう。自分を見失わず、着実に歩んでいけたらと思います。本年もよろしくお願いします。