2015年1月29日

議会はお飾り【議論】


※2015年1月28日付けの神戸新聞様の記事をアップしておりましたが、著作物の二次利用にあたると判断し、記事を削除させていただきました。関係各位にご迷惑をおかけしましたことお詫び申し上げます。

宍粟市のニュース…1月28日の神戸新聞にこんな記事が掲載されていました。『千種に温水プール!来春完成めざす…。』

新聞発表
 記事を見ると…やっぱり議会なんて単なるお飾りなのだと痛感します。これだけ行政主導で自由にやれるならば首長だけがいれば良いのです。でも法律上は議会が “議決” しなければなりませんからとりあえず議会を置いているだけですし、何も考えず何でもかんでも賛成してくれる会派(議員)にだけ根回ししておけばことは進みます。議員になってこれまで感じていた嫌な予感は的中しました。まぁ薄々は感じていたのですが、これで “とどめ” を刺されたと言う感じです。残る任期2年間は、本来の地方自治、地方議会にどこまで近づけるかが私に課された使命だと認識しています。「そんなことは大きなお世話…これまで不都合を感じたことがないので…よそ者は黙っていろ…どうせ何もできないよ…」って声が聞こえてきますね。(でも黙ってはいませんよ。)

議員の仕事
 議員の仕事が行政の案に形式的に判をついているだけだとしたら、そのどこに魅力があるのでしょう?批判するな、前向きな提案をしろって偉そうなこと言っておきながら、何でもかんでも面倒くさがってボーッとしている人たちに何ができるのでしょうか?若い人たちにも政治に関わって欲しい、選挙に出てきて欲しい、市民に参画して欲しい、市民との協働で市政を進めよう…なんて言っておきながら、そんな “まち” にする努力はこれっぽっちもしていないと思います。行政改革で議員定数削減、投票時間の繰り上げ、投票所削減…行政が都合の良い改革はドンドン進んで行っています。それに議会が何も言わないのは利害が一致しているからですよね。議員の人数が減ればそれだけ自分たちの報酬を上げる口実ができる、勝手に与党議員を名乗っている人たちが議会を占める割合が増える、投票率が下がれば組織票がより生きてくる…つまり利害が一致しているのです。
 
思いつき?

千種のプールが改修されることは、当初予算に解体撤去や設計の費用が上がってきていたので承知していましたが、老朽化による建替えとの認識でした。また後期基本計画の4章7節の3.「地域環境を生かしたスポーツの推進」には、“温水プール”のことなど、一言も書いてありません。温水プールにするという計画は9月議会のある議員の一般質問に対する市長答弁で初めて耳にします。その後、社会教育課から委員会に計画(温水プールという結果に導くための計画)が示されたのが11月21日、そして1月15日の委員会でプロポーザル方式により設計を募集する口頭説明がありその日に募集開始、今回の新聞報道…。

 また4億〜4億5,000万円の建築費の “財源” について…11月21日の委員会で建設費はB&G財団助成金と森林・林業再生基盤づくり交付金でほとんどまかなえる…との説明でした。しかし、新聞報道では “過疎債4億” 、B&G財団の助成金3,000万…。議会なんて必要ありませんね。推進派は「急いで作らないと千種小学校の水泳ができなくなる」って主張するでしょう。子どもや教育を盾にする手法もうんざりです。本当に1年間使える温水プールが必要ですか?今年の夏、小学校の水泳はどうするのでしょうか?美作市や波賀町から峠を越えてたくさんの人が来ると思いますか?本当に年間1,500万円以上の医療費削減ができると思いますか?この計画は、議論が始まったばかりで、熟議の結果ではありません。…となるとそもそも議会が必要ですか?

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